データドッグ(DDOG)決算分析と目標株価 クラウド開発者向けアプリケーションの監視・分析の提供で売上急拡大

アプリケーション・ソフトウェア

2020年10−12月期(FY2020Q4)および過去の業績の推移を解説し、目標株価の算出とデータドッグへの投資についてコメントします。

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会社概要

データドッグ(Datadog、DDOG)

ホームページ(SECファイル):リンク先

国:アメリカ

セクター:情報技術

産業グループ:ソフトウェア・サービス

サブ産業グループ:アプリケーション・ソフトウェア

株式時価総額:291億ドル(2021年2月末)

データドッグは、アメリカに本拠を置く、クラウド開発者等向けに、パブリッククラウド(AWS、Azure等)で運用するアプリケーションのパフォーマンス管理やログ管理など、リアルタイムで監視・分析可能なプラットフォームを、サブスクリプション形態を中心にクラウド上で提供する企業です。

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売上高の推移

2020Q4(2020年10−12月期)の売上高は1.8億ドル(前年同期比+56.2%)と、コンセンサス(1.6億ドル)を上回りました。

2020Q4の1株あたり売上高は前年同期比+68.2%、PSR(売上高は各四半期の売上高×4倍、株価は各会計四半期末)は42.1倍となりました。

(参考)過去4年間の売上高

売上高は、過去3年間で年率+81.6%となりました。

(参考)過去4年間の1株あたり売上高とPSR(株価は会計年度末時点)

1株あたり売上高は、過去3年間で年率+6.9%となりました。

顧客数の推移

年間経常収益(ARR)が10万ドル超の顧客数は1,253と、前年同期比+46%となり、ARRが100万ドル超の顧客数は97と、前年同期比+94%となりました。

利益の推移

2020Q4の非GAAP 営業利益は0.2億ドル(前年同期比+159%)、営業利益率は10.2%と、前年同期の6.2%から改善しました。

2020年Q4のEPSは▲0.05ドルと、コンセンサス(▲0.05ドル)と同水準となりました。

非GAAP EPSは0.06ドルと、コンセンサス(0.02ドル)を上回りました。

キャッシュフローの推移

2020Q4の営業キャッシュフローは0.2億ドル(前年同期比+36.7%)、営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー/売上高)は13.4%と、前年同期の15.3%から悪化しました。

2020Q4のフリーキャッシュフローは0.2億ドル(前年同期比+53.4%)、フリーキャッシュフローマージン(フリーキャッシュフロー/売上高)は9.4%と、前年同期の9.6%から悪化しました。

(参考)過去4年間の営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは、過去3年間で年率+99%となりました。

(参考)過去4年間のフリーキャッシュフロー

フリーキャッシュフローは、過去3年間で年率+140%となりました。

株主還元(配当、自社株買い)の推移

株主還元の実施はなしです。

(参考)過去5年間の発行済株式数

発行済株式数は、過去3年間で年率+69.8%となりました。

売上高およびEPSの実績値とコンセンサスの推移

以下のグラフは、売上高のコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去6四半期中、6勝です。

以下のグラフは、EPSのコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去6四半期中、4勝、1敗、1引き分けです。

以下のグラフは、非GAAP EPSのコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去6四半期中、6勝です。

株価上昇率

過去1年間(2020年1月から2020年12月末)の株価上昇率は+160.6%と、S&P500の株価上昇率+16.3%を大きく上回りました。

競合他社(アプリケーション・ソフトウェア)の株価上昇率(ドル建て)は、以下の通りです。

データドッグ(DDOG)の株価上昇率は、2020年の1年間で+161%と、12社平均(+119%)を上回りました。

DCF法による目標株価

DCF(Discounted Cash Flow)法とは、将来に渡って生み出すキャッシュフローを割り引く(WACC、加重平均資本コスト)ことで理論価格を算出します。

以下のシナリオに基づき、フリーキャッシュフローの現在価値とネット有利子負債を合計して株主価値を算出し、株主価値を発行済株式総数で割ることで、1株あたりの株価を算出します。

なお、WACCを8.4%、金利が1%上昇した場合は9.3%と推計しました。

以下のグラフは、各シナリオのフローキャッシュフロー(億ドル)の推移となります。

① メインシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目+100%、2年目〜5年目+50%、6年目〜10年目+30%。11年目以降の永続成長率は0%

② アップサイドシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目+100%、2年目〜10年目+50%。11年目以降の永続成長率は0%

③ ダウンサイドシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目+100%、2年目〜5年目+50%、6年目〜10年目+20%。11年目以降の永続成長率は0%

メインシナリオの目標株価は81ドルとなります。

データドッグ(Datadog、DDOG)への投資について

2020Q4(2020年10−12月期)の売上高は1.8億ドル(コンセンサス1.6億ドル)、非GAAP EPSは0.06ドル(コンセンサス0.02ドル)と、コンセンサスを上回る実績となりました。

FY2021のガイダンスは、以下の通りです。

・売上高:8.25〜8.35億ドル(FY2020:6.0億ドル、コンセンサス8.02億ドル)

・非GAAP 営業利益:0.35〜0.45億ドル

・非GAAP EPS:0.10〜0.14ドル(コンセンサス0.19ドル)

2021Q1のガイダンスは、以下の通りです。

・売上高:1.85〜1.87億ドル(コンセンサス1.81億ドル)

・非GAAP 営業利益:0.08〜0.10億ドル

・非GAAP EPS:0.02〜0.03ドル(コンセンサス0.04ドル)

DCF法による目標株価は81ドルのため、2021年2月末時点の株価95ドルより低い水準です。

なお、メインシナリオは、10年後の売上高が14.8倍(年率+31%)、10年後に向けてフリーキャッシュフローマージンが35%(FY2020:14%)まで上昇することを想定したので、売上高またはフリーキャッシュフローマージンがさらに上向けばより高い株価上昇が期待できます。

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