サービスナウ(NOW)決算分析と目標株価 ITオペレーションや人事関連の自動化による業務効率化支援

システム・ソフトウェア

2020年10−12月期(FY2020Q4)および過去の業績の推移を解説し、目標株価の算出とサービスナウへの投資についてコメントします。

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会社概要

サービスナウ(ServiceNow、NOW)

ホームページ(SECファイル):リンク先

国:アメリカ

セクター:情報技術

産業グループ:ソフトウェア・サービス

サブ産業グループ:システム・ソフトウェア

株式時価総額:1,046億ドル(2021年2月末)

サービスナウは、アメリカに本拠を置く、ITオペレーションやカスタマーサービス、人事関連業務の自動化など、従事者の業務効率化を、サブスクリプション形態を中心にクラウド上で提供する企業です。

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売上高(セグメント別)の推移

2020Q4(2020年10−12月期)の売上高は12.5億ドルと、前年同期比+31.4%となり、コンセンサス(12.1億ドル)を上回りました。

セグメント別の売上高は、以下の通りです。

・サブスクリプション:11.8億ドル、前年同期比+31.7%

・その他:0.7億ドル、前年同期比+25.5%

セグメント別の売上高構成比は、サブスクリプションが95%を占めます。

(参考)過去5年間の売上高

顧客数の推移

年間契約額100万ドル超の顧客数は1,093と、前年同期比+23%となりました。

利益の推移

2020Q4(2020年10−12月期)の営業利益は0.2億ドルと、前年同期比▲37.1%となり、営業利益率は1.4%と、前年同期の3.0%から悪化しました。

2020Q4のEPSは0.08ドルと、コンセンサス(0.04ドル)を上回りました。

なお、非GAAP EPSは1.17ドルと、コンセンサス(1.06ドル)を上回りました。

キャッシュフローの推移

2020Q4(2020年10−12月期)の営業キャッシュフローは6.9億ドルと、前年同期比+62.8%となり、営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー/売上高)は54.8%と、前年同期の44.3%から改善しました。

2020Q4の設備投資額/売上高は11.3%と、前年同期の12.0%から低下しました。

2020Q4のフリーキャッシュフローは5.4億ドルと、前年同期比+77.5%となり、フリーキャッシュフローマージン(フリーキャッシュフロー/売上高)は43.6%と、前年同期の32.2%から改善しました。

(参考)過去5年間のフリーキャッシュフロー

売上高およびEPSの実績値とコンセンサスの推移

以下のグラフは、売上高のコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去7四半期中、7勝です。

以下のグラフは、EPSのコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去7四半期中、7勝です。

以下のグラフは、非GAAP EPSのコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去7四半期中、7勝です。

株価上昇率

過去1年間(2020年1月から2020年12月末)の株価上昇率は+95.0%と、S&P500の株価上昇率+16.3%を大きく上回りました。

競合他社(システム・ソフトウェア)の株価上昇率(ドル建て)は、以下の通りです。

サービスナウ(NOW)の株価上昇率は、2020年の1年間で+95%と、9社平均(+138%)を下回りました。

2018年1月から2020年12月の3年間では+322%と、6社平均(+153%)を上回りました。

DCF法による目標株価

DCF(Discounted Cash Flow)法とは、将来に渡って生み出すキャッシュフローを割り引く(WACC、加重平均資本コスト)ことで理論価格を算出します。

以下のシナリオに基づき、フリーキャッシュフローの現在価値とネット有利子負債を合計して株主価値を算出し、株主価値を発行済株式総数で割ることで、1株あたりの株価を算出します。

なお、WACCを6.5%、金利が1%上昇した場合は7.5%と推計しました。

以下のグラフは、各シナリオのフローキャッシュフロー(億ドル)の推移となります。

① メインシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目〜3年目+25%、4年目〜10年目+20%。11年目以降の永続成長率は0%

② アップサイドシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目〜10年目+25%。11年目以降の永続成長率は0%

③ ダウンサイドシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目〜10年目+20%。11年目以降の永続成長率は0%

メインシナリオの目標株価は541ドルとなります。

サービスナウ(ServiceNow、NOW)への投資について

2020Q4(2020年10−12月期)の売上高は12.5億ドル(コンセンサス12.1億ドル)、非GAAP EPSは1.17ドル(コンセンサス1.06ドル)と、コンセンサスを上回る実績となりました。

DCF法による目標株価は541ドルのため、2021年2月末時点の株価533ドルとほぼ同水準です。

なお、メインシナリオは、10年後の売上高が7.0倍(年率+21%)、FY2020のフリーキャッシュフローマージンである30%が10年間継続することを想定したので、売上高またはフリーキャッシュフローマージンが増加すればより高い株価上昇が期待できます。

業務の自動化は、コロナに関係なく普及していることが想定されます。

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