アクセンチュア(ACN)決算分析と目標株価 アウトソーシングが好調で売上高・利益・キャッシュフロー増加中

情報技術コンサルティング・他のサービス

過去の業績の推移を解説し、目標株価の算出とアクセンチュアへの投資についてコメントします。

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会社概要

アクセンチュア(Accenture、ACN)

ホームページ(SECファイル):リンク先

国:アイルランド(MSCI:アメリカ)

セクター:情報技術

産業グループ:ソフトウェア・サービス

サブ産業グループ:情報技術コンサルティング・他のサービス

株式時価総額:1,731億ドル(世界ランキング第58位、2020年12月末)

浮動株調整後株式時価総額:1,750億ドル(2021年3月末、MSCI)

アクセンチュアは、アイルランドに本拠を置く、ITに強みを持つ世界最大級のコンサルティング企業です。

情報技術セクターのソフトウェア・サービスでは第7位の浮動株調整後株式時価総額で、情報技術コンサルティング・他のサービスに占めるアクセンチュアの浮動株調整後株式時価総額比率は26%です。

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売上高(セグメント別、地域別)の推移

2021Q2(2020年12月-2021年2月期)の売上高は121億ドルと、前年同期比+8.5%となり、コンセンサス(118億ドル)を上回りました。

産業別の売上高は、以下の通りです。

・コミュニケーション、メディア&テクノロジー:25億ドル、前年同期比+11%

・金融業務:24億ドル、前年同期比+14%

・ヘルスケア&公共サービス:23億ドル、前年同期比+16%

・製品:33億ドル、前年同期比+6%

・資源:16億ドル、前年同期比▲4%

タイプ別の売上高は、以下の通りです。

・コンサルティング:64億ドル、前年同期比+4%

・アウトソーシング:56億ドル、前年同期比+14%

アウトソーシングが牽引しています。

地域別の売上高は、以下の通りです。

・北米:56億ドル、前年同期比+7%

・欧州:40億ドル、前年同期比+11%

・成長市場:24億ドル、前年同期比+8%

(参考)過去5年間の売上高

売上高は、過去5年間で年率+6.5%となりました。

利益の推移

2021Q2(2020年12月-2021年2月期)の営業利益は17億ドルと、前年同期比+11.1%となり、営業利益率は13.7%と、前年同期の13.4%から改善しました。

2021Q2のEPSは2.23ドルと、前年同期比+16.8%となり、コンセンサス(1.91ドル)を上回りました。

なお、非GAAP EPSは2.03ドルと、コンセンサス(1.91ドル)を上回りました。

(参考)過去5年間のEPS

EPSは、過去5年間で年率+10.6%となりました。

キャッシュフローの推移

2021Q2(2020年12月-2021年2月期)の営業キャッシュフローは25億ドルと、前年同期比+66%となり、営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー/売上高)は21.0%と、前年同期の13.7%から改善しました。

2021Q2の設備投資額/売上高は0.8%と、前年同期の1.5%から低下しました。

2021Q2のフリーキャッシュフローは24億ドルと、前年同期比+79%となり、フリーキャッシュフローマージン(フリーキャッシュフロー/売上高)は20.2%と、前年同期の12.3%から改善しました。

(参考)過去5年間の営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは、過去5年間で年率+14.5%となりました。

(参考)過去5年間のフリーキャッシュフロー

フリーキャッシュフローは、過去5年間で年率15.0%となりました。

株主還元(配当、自社株買い)の推移

自社株買いに積極的です。

(参考)過去5年間の株主還元

(参考)過去5年間の株主還元利回り(株価は各会計年度末時点)

FY2020の益利回り(PERの逆数)は3.3%、フリーキャッシュフロー利回りは4.9%です。

総還元利回りは3%超と、比較的高い水準です。

(参考)過去5年間の配当性向、総還元性向

FY2020の配当性向、総還元性向は、利益・キャッシュフローベースともに100%を下回りました。

(参考)過去5年間のDPS(1株当たり配当金)

FY2020のDPSは3.20ドルと、前年同期比+9.6%、過去5年間では年率+9.4%となりました。

なお、FY2021のDPSは3.52ドル(前年度比+10%)の予定です。

(参考)過去5年間の発行済株式数

発行済株式数は、過去5年間で年率▲0.9%となりました。

ROICの推移

ROIC(Return on Invested Capital、投下資本利益率)とは、企業が事業活動のために投じた資金を使ってどれだけ利益を生み出したか(投資効率)を測る指標となります。

正確な計算方法はないため、ここでは、税引後営業利益/投下資本(=運転資本+有形固定資産(リース含む)+無形固定資産+在庫+のれん)として計算しています。

少なくともWACC(加重平均資本コスト)を超えることが絶対条件と言われれています。

過去5年間のROICは25〜50%程度と、投資効率が高いです。

売上高およびEPSの実績値とコンセンサスの推移

以下のグラフは、売上高のコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去12四半期中、10勝、1敗、1引き分けです。

以下のグラフは、EPSのコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去12四半期中、12勝です。

株価上昇率

過去1年間(2020年3月から2021年2月末)の株価上昇率は+38.9%と、S&P500の株価上昇率+29.0%を上回りました。

競合他社(情報技術コンサルティング・他のサービス)の株価上昇率(TCS.NSはインドルピー建て、6702.T、9613.T、4307.T、6701.Tは日本円建て、CAP.PAはユーロ建て、その他はUSドル建て)は、以下の通りです。

アクセンチュア(ACN)の株価上昇率は、2020年の1年間で+24%と、14社平均(+29%)を下回り、14社中第8位となりました。

2018年1月から2020年12月末の3年間では+71%と、14社平均(+68%)を上回り、14社中第7位となりました。

(参考)過去5年間の株価上昇率

過去5年間(2015年9月から2020年8月末)の株価上昇率は年率+20.5%と、S&P500(年率+12.2%)を上回りました。

DCF法による目標株価

DCF(Discounted Cash Flow)法とは、将来に渡って生み出すキャッシュフローを割り引く(WACC、加重平均資本コスト)ことで理論価格を算出します。

以下のシナリオに基づき、フリーキャッシュフローの現在価値とネット有利子負債を合計して株主価値を算出し、株主価値を発行済株式総数で割ることで、1株あたりの株価を算出します。

なお、WACCを5.9%、金利が1%上昇した場合は6.8%と推計しました。

以下のグラフは、各シナリオのフローキャッシュフロー(億ドル)の推移となります。

① メインシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目▲15%、2年目〜10年目+8%。11年目以降の永続成長率は0%。

② アップサイドシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目▲15%、2年目〜10年目+10%。11年目以降の永続成長率は0%。

③ ダウンサイドシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目▲15%、2年目〜10年目+10%。11年目以降の永続成長率は0%。

メインシナリオの目標株価は299ドルとなります。

アクセンチュア(Accenture、ACN)への投資について

2021Q2(2020年12月−2021年2月期)の売上高は121億ドル(コンセンサス118億ドル)、非GAAP EPSは2.03ドル(コンセンサス1.91ドル)と、コンセンサスを上回る実績となりました。

また、FY2021のガイダンスを、前四半期に引き続き引き上げました。

・売上高増加率(現地通貨建て):6.5〜8.6%(前回4〜6%)

・ESPは8.23〜8.50ドル(前回8.17〜8.40ドル)

・営業キャッシュフローは66.5〜71.5億ドル

DCF法による目標株価は299ドルのため、2021年1月末時点の株価276ドルより高い水準です。

なお、メインシナリオは、10年後の売上高が1.7倍(年率+5%)、10年後に向けてフリーキャッシュフローマージンが18%(FY2020:17%、FY2021に14%まで低下)まで上昇することを想定したので、売上高またはフリーキャッシュフローマージンがさらに上向けばより高い株価上昇が期待できます。

投資継続です。

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過去の業績の推移を解説し、目標株価の算出と富士通への投資についてコメントします。会社概要富士通(Fujitsu Limited、6702.T)ホームページ(有報):リンク先国:日本セクター:情報技術...
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