チャールズ・シュワブ(SCHW)決算分析と目標株価 ネット証券最大手 顧客資産残高は7兆ドル超とアメリカ4大銀行を超える

各種金融

過去の業績の推移を解説し、目標株価の算出とチャールズ・シュワブへの投資についてコメントします。

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会社概要

チャールズ・シュワブ(The Charles Schwab Corporation、SCHW)

ホームページ(SECファイル):リンク先

国:アメリカ

セクター:金融

産業グループ:各種金融

サブ産業グループ:投資銀行・証券会社

浮動株調整後株式時価総額:997億ドル(2021年3月末、MSCI)

チャールズ・シュワブは、アメリカに本拠を置く、証券仲介や資産管理など金融サービスを提供するネット証券最大手です。

2020年10月に大手ネット証券のTDアメリトレード・ホールディングを260億ドルで買収しました。

金融セクターの各種金融で第5位の浮動株調整後株式時価総額で、投資銀行・証券会社に占めるチャールズ・シュワブの浮動株調整後株式時価総額比率は25%です。

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純収益(セグメント別)の推移

2021Q1(2021年1−3月期)の純収益は47.2億ドルと、前年同期比+80%となり、コンセンサス(46.3億ドル)を上回りました。

セグメント別の純収益は、以下の通りです。

・純金利収入:19億ドル、前年同期比+22%

・資産運用&管理収入:10億ドル、前年同期比+23%

・トレーディング収入:12億ドル、前年同期比+547%

・銀行預金口座手数料:4億ドル

・その他:2億ドル、前年同期比+637%

セグメントの純収益構成比は、純金利収入が41%を占めます。

2021年3月末の預金は0.36兆ドル(前年同期比+60%)となりました。

2021Q1の資金運用利回り(純金利収入)は1.56%、預金等の資金調達コストは0.08%となりました。

2021年3月末の顧客資産残高は7.07兆ドルと、前四半期比+6%(+0.38兆ドル)となりました。

2021Q1の顧客資産残高増減額のうち、純流出入額が+0.13兆ドル、含み損益が+0.24兆ドルとなりました。

2021Q1の投資信託、ETF等運用資産残高(平均)は1.62兆ドル(前四半期比+9%)、報酬率は0.12%となりました。

2021Q1のフィー・ベースの運用資産残高(平均)は0.42兆ドル(前四半期比+8%)、報酬率は0.44%となりました。

2021Q1の1日あたり顧客平均トレード回数は841万回(前四半期比+45%)、1トレードあたりの純収益は2.37ドル(前四半期比+1%)となりました。

(参考)過去5年間の純収益

(参考)過去5年間のセグメント別の純収益

(参考)過去5年間の顧客資産残高(会計年度末)

利益の推移

2021Q1(2021年1−3月期)のEPSは0.73ドル(前年同期比+26%)となり、コンセンサス(0.71ドル)を上回りました。

非GAAP EPSは0.84ドル(前年同期比+35%)となり、コンセンサス(0.83ドル)を上回りました。

(参考)過去5年間のEPS

EPSは、過去5年間で年率+15.5%となりました。

株主還元(配当、自社株買い)の推移

FY2020は自社株買い実施なしでした。

(参考)過去5年間の株主還元利回り(株価は各会計年度末時点)

FY2020の益利回り(PERの逆数)は4.0%と、競合他社と比較すると低い水準です。

(参考)過去5年間の配当性向、総還元性向

過去5年間の配当性向、総還元性向は、100%を下回りました。

(参考)過去5年間のDPS(1株当たり配当金)

FY2020のDPSは0.72ドルと、前年度比+5.9%、過去5年間では年率+24.6%となりました。

(参考)過去5年間の発行済株式数

ROEの推移

2021Q1のROEは12.0%となりました。

(参考)過去5年間のROE

FY2020のROEは9%です。

純収益およびEPSの実績値とコンセンサスの推移

以下のグラフは、純収益のコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去7四半期中、5勝、1敗、1引き分けです。

以下のグラフは、EPSのコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去7四半期中、3勝、4敗です。

以下のグラフは、非GAAP EPSのコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去7四半期中、5勝、1敗、1引き分けです。

株価上昇率

過去1年間(2020年4月から2021年3月末)の株価上昇率は+93.9%と、S&P500の株価上昇率+53.7%を上回りました。

競合他社(各種金融)の株価上昇率(ドル建て)は、以下の通りです。

チャールズ・シュワブ(SCHW)の株価上昇率は、2020年の1年間で+12%と、12社平均(+21%)を下回り、12社中第9位となりました。

2018年1月から2020年12月末の3年間では+3%と、12社平均(+48%)を下回り、12社中第12位となりました。

(参考)過去5年間の株価上昇率(会計年度ベース)

過去5年間(2016年1月から2020年12月末)の株価上昇率は年率+10.0%と、S&P500(年率+12.9%)を下回りました。

BPSとPBRの推移

以下のグラフは、過去5年間のBPSとPBRの推移(株価は会計年度末)となります。

目標株価

以下のグラフは、株式市場全体および11セクターのPBRと予想ROE(2020年12月末、MSCI)の散布図となります。

ROEが高いほど、PBRも高いことが言えます(決定係数は0.857と、説明力は非常に高い)。

金融セクターやエネルギーセクターは、ROEが低いためPBRの観点で割安に放置されています。

メインシナリオの予想ROEを12%、アップサイドシナリオの予想ROEを15%、ダウンサイドシナリオの予想ROEを9%とし、回帰式をもとに目標株価を推計しました。

メインシナリオの目標株価は61ドルとなります。

チャールズ・シュワブ(The Charles Schwab Corporation、SCHW)への投資について

2021Q1(2021年1−3月期)の純収益は47.2億ドル(コンセンサス46.3億ドル)、非GAAP EPSは0.84ドル(コンセンサス0.83ドル)と、コンセンサスを上回る実績となりました。

顧客資産残高は順調に拡大しています。

目標株価は61ドルのため、2021年3月末時点の株価65ドルとほぼ同水準です。

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