アーク・イノベーションETF(ARKK)の組み入れ銘柄とリターン推移(2022年12月末) ハイパーグロース株中心

ARKK投資信託、ETF
スポンサーリンク

会社概要

アーク・インベスト・マネジメント(ARK Investment Management LLC)

ホームページ:リンク先

国:アメリカ

アーク・インベスト・マネジメント(ARK Investment Management LLC)は、アメリカに本拠を置く、破壊的イノベーション(Disruptive Innovation)に焦点を当てたETFを提供する資産運用会社で、キャシー・ウッド氏が2014年に設立しました。

旗艦ファンドであるアーク イノベーションETF(ARKK、ARK Innovation)は、破壊的イノベーションと呼ばれる世界を変える新しい製品やサービスを提供する企業の株式へ投資するETFで、2014年10月に設定されました。

ETFは、TOPIXやS&P500等の指数に連動するものが一般的ですが、アークのETFはアクティブ運用が中心であることから、経費率は0.75%程度と高い水準です。

アークが提供するアクティブ型ETFは、以下の通りです。

・イノベーション(ARKK、ARK Innovation)

・自動運転技術&ロボティクス(ARKQ、ARK Autonomous Tech. & Robotics)

・次世代インターネット(ARKW 、ARK Next Generation Internet)

・ゲノミック レボリューション(ARKG、ARK Genomics Revolution)

・フィンテック イノベーション(ARKF、ARK Fintech Innovation)

・宇宙探査&イノベーション(ARKX、ARK Space Exploration & Innovation)

アークが提供するインデックス型ETFは、以下の通りです。

・3Dプリンティング(PRNT、The 3D Printing ETF)

・イスラエル イノベーティブ テクノロジー(IZRL Israel Innovative Technology)

各ETFの純資産額は、以下の通りです。

旗艦ファンドであるARKKが全体の半数以上を占め、これまで純資産額が急増していたいずれのETFも、パフォーマンスの悪化等を受けて2022年7月末の純資産額が前年比で急減しました。

 

ARKKの保有銘柄

ARKKの保有銘柄(2022年12月末)は、以下の通りです。

第1位はズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)の9.64%、第2位はイグザクト・サイエンシズ(EXAS)の8.69%、第3位はテスラ(TSLA)の6.50%です。

31銘柄(うち1銘柄は国債)を保有していますが、上位5銘柄の保有比率は37.3%、上位10銘柄の保有比率は60.2%と高水準です。

2022年9月末(35銘柄)と比較して、トゥーシンプルHD等を全売却しました。

また、保有比率上位銘柄の売買動向は、テスラ等を買い増し、テラドックヘルス等を一部売却しました。

 
銘柄名
コード
2022年12月末2022年9月末
保有株数
増減率
保有株数(万)保有比率保有株数(万)保有比率
1ズーム・ビデオ・コミュニケーションズZM8509.64%8628.45%-1.4%
2イグザクト・サイエンシズEXAS1,0438.69%1,1184.88%-6.7%
3テスラTSLA3206.50%29110.27%9.9%
4ロクROKU9246.25%9116.80%1.4%
5ブロックSQ5916.20%5934.36%-0.2%
6ユーアイ パスPATH2,6575.62%2,6124.32%1.8%
7ショッピファイSHOP8304.86%8853.12%-6.2%
8テラドック・ヘルスTDOC1,1264.48%1,2464.30%-9.7%
9トゥイリオTWLO5034.04%4524.20%11.4%
10ビーム・セラピューティクスBEAM6093.93%6404.00%-4.8%
11ユニティ・ソフトウェアU8163.87%8313.47%-1.8%
12インテリア・セラピューティクスNTLA6573.87%6684.86%-1.6%
13CRISPRセラピューティクスCRSP5483.69%5704.84%-3.8%
14ページャーデューティーPD7763.46%8072.46%-3.9%
15コインベース・グローバルCOIN5813.37%4853.95%19.9%
16ドラフトキングスDKNG UW1,6593.12%1,5863.20%4.6%
17ロブロックスRBLX6242.82%6142.86%1.5%
18ロビンフッド・マーケッツHOOD1,9742.65%2,1352.75%-7.6%
19ギンコ・バイオワークスDNA9,2432.57%8,3663.45%10.5%
20ヴェラサイトVCYT4751.91%5061.11%-6.1%
21テンエックス・ゲノミクスTXG3081.88%3201.26%-3.9%
22パシフィック・バイオサイエンシズ・オブ・カリフォルニアPACB1,3101.81%1,4471.07%-9.5%
23ツイスト・バイオサイエンスTWST3851.50%3971.87%-3.1%
24シーラスCERS1,1110.66%1,1560.54%-3.9%
25トゥーユーTWOU6290.65%6370.54%-1.2%
26フェイト・セラピューティクスFATE3340.56%7122.09%-53.1%
27インビテNVTA1,7690.54%1,9980.63%-11.5%
28ヴァーヴ・セラピューティクスVERV1530.48%870.39%76.7%
29マテリアライズMTLS2070.31%4120.58%-49.8%
30エヌビディアNVDA40.09%761.22%-95.2%
31国債 230.00%8670.11%-97.3%
 トゥーシンプルHDTSP00.00%1,1281.12%全売却
 スポティファイSPOT00.00%740.84%全売却
 バークレー・ライツBLI00.00%2480.09%全売却
 シグニファイ・ヘルスSGFY00.00%00.00%全売却

 

保有比率上位10銘柄の株価上昇率(ドルベース)と最大ドローダウンは、以下の通りです。

 株価上昇率(2022年10-12月)株価上昇率(年初来)
最大ドローダウン(過去52週高値)
ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ-7.9%-63.2%-64.6%
イグザクト・サイエンシズ52.4%-36.4%-41.4%
テスラ-53.6%-65.0%-69.4%
ロク-27.8%-82.2%-83.1%
ブロック14.3%-61.1%-62.0%
ユーアイ パス0.8%-70.5%-71.5%
ショッピファイ28.8%-74.8%-75.8%
テラドック・ヘルス-6.7%-74.2%-75.4%
トゥイリオ-29.2%-81.4%-81.9%
ビーム・セラピューティクス-17.9%-50.9%-54.7%

 

ARKKのリターン推移

2022年10-12月のARKKの価格上昇率は▲17.2%と、S&P500(+7.1%)を下回りました。

過去1年間では、ARKKの価格上昇率は▲67.0%と、S&P500(▲19.4%)を大きく下回りました。

 

2014年10月から2022年12月のドローダウン(最高値からの下落率、月末株価)の推移は、以下の通りです。

過去2回は最高値から20%程度下落すると反発しましたが、2020年に急騰した反動からか、足もとは約▲80%の最大ドローダウンです。

 

(参考)株価の推移(月末株価)

通常の目盛り表示の場合、近年の株価のブレ幅(上昇もしくは下落)が過去より非常に大きいと錯覚するため、対数目盛りで表示しています。

 

(参考)過去7年間の価格上昇率(暦年ベース)

過去8年間(2015年1月から2022年12月末)の価格上昇率は年率+5.6%と、S&P500(年率+8.1%)を下回りました。

 

アーク・フィンテックETF(ARKF)の組み入れ銘柄とリターン推移(2022年12月末) デジタルウォレット等に注目
会社概要 アーク・インベスト・マネジメント(ARK Investment Management LLC) ホームページ:リンク先 国:アメリカ アーク・インベスト・マネジメント(A...
アーク(ARK)助言をもとに、非接触型ビジネス関連銘柄へ投資するデジタル・トランスフォーメーション株式ファンドの特徴
ファンド概要 デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(愛称:ゼロ・コンタクト) ホームページ:リンク先 設定日:2020年7月31日 信託期間:2030年6月7日まで ...
VT(バンガード世界株式ETF)の特徴と組み入れ銘柄、配当・リターン推移(2023年6月末) 銘柄数は9,000超
会社概要 バンガード(Vanguard) ホームページ:リンク先 国:アメリカ バンガード(Vanguard)は、アメリカに本拠を置く、1975年に設立された、低コストのインデック...
VTI(バンガード米国株ETF)の特徴と組み入れ銘柄、配当・リターン推移(2023年6月末) 約4,000銘柄へ投資
会社概要 バンガード(Vanguard) ホームページ:リンク先 国:アメリカ バンガード(Vanguard)は、アメリカに本拠を置く、1975年に設立された、低コストのインデック...
レバレッジ型ETFや投資信託のデメリットは、もみ合い(レンジ)相場に弱く、投資効率を悪化させる
レバレッジ型ETFや投資信託の特徴 レバレッジ型ETFや投資信託は、日経平均など対象とする指数(原資産)の値動きの数倍の変動を同期間で達成するように、先物取引などを用いて運用する金融商品です。 例えば、日経平均レバレッジ(2...
タイトルとURLをコピーしました