ウェイスト・マネジメント(WM)決算分析と目標株価 +5.5%の増配で18年連続増配へ 自社株買いも期待

商業・専門サービス

2020年10-12月期(FY2020Q4)および過去の業績の推移を解説し、目標株価の算出とウェイスト・マネジメントへの投資についてコメントします。

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会社概要

ウェイスト・マネジメント(Waste Management、WM)

ホームページ(SECファイル):リンク先

国:アメリカ

セクター:資本財・サービス

産業グループ:商業・専門サービス

サブ産業グループ:環境関連・ファシリティサービス

浮動株調整後株式時価総額:470億ドル(2020年12月末、MSCI)

ウェイスト・マネジメントは、アメリカに本拠を置く、北米で廃棄物管理環境サービスを提供する企業です。

資本財・サービスセクターの商業・専門サービスで第2位の浮動株調整後株式時価総額で、環境関連・ファシリティサービスに占めるウェイスト・マネジメントの浮動株調整後株式時価総額比率は39%です。

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売上高の推移

2020Q4(2020年10−12月期)の売上高は40.7億ドルと、前年同期比+5.7%となり、コンセンサス(39.7億ドル)を上回りました。

(参考)過去5年間の売上高

利益の推移

2020Q4(2020年10−12月期)の営業利益は6.5億ドルと、前年同期比▲0.2%となり、営業利益率は16.1%と、前年同期の17.0%から悪化しました。

2020Q4のEPSは1.03ドルと、前年同期比▲1.9%となり、コンセンサス(1.03ドル)と同水準でした。

なお、非GAAP EPSは1.13ドルと、コンセンサス(1.09ドル)を上回りました。

キャッシュフローの推移

2020Q4(2020年10−12月期)の営業キャッシュフローは7.5億ドルと、前年同期比▲26.3%となり、営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー/売上高)は18.5%と、前年同期の26.6%から悪化しました。

2020Q4の設備投資額/売上高は9.7%と、前年同期の7.4%から増加しました。

2020Q4のフリーキャッシュフローは3.6億ドルと、前年同期比▲51.2%となり、フリーキャッシュフローマージン(フリーキャッシュフロー/売上高)は8.8%と、前年同期の19.1%から悪化しました。

(参考)過去5年間のフリーキャッシュフロー

株主還元(配当、自社株買い)の推移

自社株買いは、3四半期連続で実施なしでした。

なお、年間配当は、2.18ドルから2.30ドルへ+5.5%増配となり、増配後の配当利回りは2.1%(2021年1月末)です。

(参考)過去5年間の株主還元

(参考)過去5年間の発行済株式数

売上高およびEPSの実績値とコンセンサスの推移

以下のグラフは、売上高のコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去7四半期中、4勝、2敗、1引き分けです。

以下のグラフは、EPSのコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去7四半期中、2勝、4敗、1引き分けです。

以下のグラフは、非GAAP EPSのコンセンサスおよび実績値の推移となります。

過去7四半期中、6勝、1引き分けです。

株価上昇率

過去1年間(2020年1月から2020年12月末)の株価上昇率は+3.5%と、S&P500の株価上昇率+16.3%を下回りました。

競合他社(資本財・サービスセクター)の株価上昇率(ドル建て)は、以下の通りです。

株式市場全体の下落局面における株価上昇率(ドル建て)は、以下の通りです。

景気感応度が高い資本財・サービスセクターの中では、下落相場に比較的強いと言えます。

DCF法による目標株価

DCF(Discounted Cash Flow)法とは、将来に渡って生み出すキャッシュフローを割り引く(WACC、加重平均資本コスト)ことで理論価格を算出します。

以下のシナリオに基づき、フリーキャッシュフローの現在価値とネット有利子負債を合計して株主価値を算出し、株主価値を発行済株式総数で割ることで、1株あたりの株価を算出します。

なお、WACCを4.7%、金利が1%上昇した場合は5.5%と推計しました。

以下のグラフは、各シナリオのフローキャッシュフロー(億ドル)の推移となります。

① メインシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目+10%、2年目〜10年目+5%。11年目以降の永続成長率は0%。

② アップサイドシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目+10%、2年目〜10年目+8%。11年目以降の永続成長率は0%。

③ ダウンサイドシナリオ

 フリーキャッシュフローの成長率:1年目+10%、2年目〜10年目+4%。11年目以降の永続成長率は0%。

メインシナリオの目標株価は110ドルとなります。

ウェイスト・マネジメント(Waste Management、WM)への投資について

2020Q4(2020年10−12月期)の売上高は40.7億ドル(コンセンサス39.7億ドル)、非GAAP EPSは1.13ドル(コンセンサス1.09ドル)と、コンセンサスを上回る実績となりました。

FY2021のガイダンスは、以下の通りです。

・売上高:+10.75〜11.25%

・年間配当額:2.18ドル→2.30ドル(18年連続増配)

・自社株買い:13.5億ドル

DCF法による目標株価は110ドルのため、2021年1月末時点の株価111ドルとほぼ同水準です。

なお、メインシナリオは、10年後の売上高が1.7倍(年率+5.5%)、FY2020のフリーキャッシュフローマージンである12%が10年間継続することを想定したので、売上高またはフリーキャッシュフローマージンがさらに上向けばより高い株価上昇が期待できます。

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