都道府県別の2020年平均年収ランキング
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、都道府県別の平均年収ランキング(2020年)は、以下の通りです。
第1位は東京都(595万円)、第2位は神奈川県(537万円)、第3位は愛知県(513万円)です。
第47位は青森県(367万円)、第46位は沖縄県(374万円)、第45位は秋田県(376万円)です。

都道府県別の平均年収の内訳(月給+賞与等)は、以下の通りです。
東京都の平均月給は40万円、平均賞与等は120万円です。

東京都の平均年収の推移
東京都の平均年収の推移は、以下の通りです。
2020年の平均年収は595万円と、前年比▲4.1%、過去10年で+3.8%(年率+0.4%)となりました。
過去10年間の平均年収増加率はわずか年率+0.4%なので、ピケティの「21世紀の資本」にある通り、株式等の投資収益率の方が年収増加率を上回っています。

平均年収の内訳の推移は、以下の通りです。
2020年の月給は39.6万円と、前年比▲2.9%、過去10年間で+1.3%(年率+0.1%)となりました。
2020年の賞与等は120万円と、前年比▲8.4%、過去10年間で+14.7%(年率+1.7%)となりました。
賞与は会社業績に左右されることからブレ幅が大きく、比較的安定している月給が増えないため、消費に結びつきにくく、インフレ率が高くならない要因の1つと言えます。

性別、企業規模別の平均年収は、以下の通りです。
2020年の男性の平均年収は661万円、女性の平均年収は468万円と大きな差があり、企業規模が大きいほど、男女の平均年収の格差が大きいです。

性別の平均年収の推移は、以下の通りです。
過去10年間、男女の平均年収差は200万円程度と、ほぼ変わっていません。

企業規模別の平均年収の推移は、以下の通りです。
2020年の大企業の平均年収は643万円(前年比▲5.9%、過去10年▲5.4%)、男性は724万円(前年比▲5.8%、過去10年▲3.9%)です。
2020年の中企業の平均年収は585万円(前年比▲0.1%、過去10年+11.0%)、男性は640万円(前年比▲1.2%、過去10年+10.8%)です。
2020年の小企業の平均年収は504万円(前年比▲2.4%、過去10年+5.3%)、男性は551万円(前年比▲1.9%、過去10年+5.7%)です。
大企業の平均年収は下落した一方、中小企業の平均年収は増加しました。

2020年の年齢別の平均年収は以下の通りです。
男性は、50〜59歳まで年収が右肩上がりに増加する一方、女性は、35歳〜59歳まで年収はほぼ横ばいです。

2020年の年齢別および企業規模別(男性)の平均年収は、以下の通りです。
大企業と中企業の年収差は、30歳以降に大きくなり、50〜54歳で約130万円の差があります。
大企業と小企業の年収差は、25〜29歳で約100万の差があり、50〜54歳で約260万円の差があります。

2020年の業種別の平均年収は、以下の通りです。
男性は、金融業、保険業の年収(978万円)、女性は、教育、学習支援業の年収(587万円)がトップです。

参考
(参考)東京都の平均年収の推移
平均年収 (万円) | 男性年収 (万円) | 女性年収 (万円) | 大企業・ 男性 (万円) | 中企業・ 男性 (万円) | 小企業・ 男性 (万円) | |
2010年 | 574 | 634 | 428 | 754 | 578 | 522 |
2011年 | 596 | 652 | 462 | 778 | 595 | 494 |
2012年 | 582 | 647 | 441 | 760 | 599 | 478 |
2013年 | 580 | 643 | 440 | 772 | 571 | 514 |
2014年 | 613 | 678 | 470 | 782 | 601 | 545 |
2015年 | 624 | 692 | 474 | 799 | 627 | 528 |
2016年 | 606 | 677 | 465 | 771 | 623 | 539 |
2017年 | 616 | 685 | 475 | 786 | 614 | 552 |
2018年 | 622 | 695 | 477 | 780 | 642 | 548 |
2019年 | 620 | 692 | 484 | 769 | 648 | 562 |
2020年 | 595 | 661 | 468 | 724 | 640 | 551 |




