2021年9月の市場動向
世界の株式市場に投資するVT(以下、ドル建て)の価格上昇率は▲4.5%、米国の株式市場に投資する VTIの価格上昇率は▲4.8%となりました。
為替については、米国金利上昇を受けて、円安ドル高となりました。
S&P500のセクター別株価上昇率(2021年9月)は、以下の通りです。
エネルギーが+6.1%、金融が+2.9%だった一方、9セクターがマイナスとなりました。
エネルギーセクターは、2016年以来5年ぶりにセクターランキング第1位(2019年と2020年はワースト)となりそうです。
主要ETFの株価上昇率(2021年9月)は、以下の通りです。
グロースが▲5.4%、バリューが▲4.5%と、バリューが優位となりました。
ハイパーグロース株(テーマ型)が多いARKK(ARK Innovation ETF)は▲9.4%と、劣後しました。
株式売買実績と組み入れ銘柄/構成比率(2021年9月末)
2021年9月の株式売買は、以下の通りです。
・追加購入:世界株式連動型
・全売却:TOPIX連動型
組み入れ銘柄と構成比率(2021年9月末)は、以下の通りです。
第1位が世界株式連動型(VT)の10.1%、第2位がアディエン(ADYEN.AS)🇳🇱の9.9%、第3位がテンセント(0700.HK)🇨🇳の6.3%です。
TOPIX連動型から世界株式連動型へシフトしたため、比率が1位となりました。
銘柄名 | セクター | 比率 | |
1 | 世界株式連動型 | 10.1% | |
2 | アディエン(ADYEN.AS)🇳🇱 | 情報技術 | 9.9% |
3 | テンセント(0700.HK)🇨🇳 | コミュニケーション・サービス | 6.3% |
4 | BYD(1211.HK)🇨🇳 | 一般消費財・サービス | 5.5% |
5 | シー・リミテッド(SE)🇸🇬 | コミュニケーション・サービス | 4.5% |
6 | マイクロソフト(MSFT)🇺🇸 | 情報技術 | 4.5% |
7 | サーモフィッシャー(TMO)🇺🇸 | ヘルスケア | 4.5% |
8 | エヌビディア(NVDA)🇺🇸 | 情報技術 | 4.4% |
9 | 日経平均連動型🇯🇵 | 3.9% | |
10 | ショッピファイ(SHOP)🇨🇦 | 情報技術 | 3.8% |
11 | ビヨンド・ミート(BYND)🇺🇸 | 生活必需品 | 3.7% |
12 | ゾエティス(ZTS)🇺🇸 | ヘルスケア | 3.6% |
13 | フェイスブック(FB)🇺🇸 | コミュニケーション・サービス | 3.6% |
14 | インテュイティブ・サージカル(ISRG)🇺🇸 | ヘルスケア | 3.5% |
15 | P&G(PG)🇺🇸 | 生活必需品 | 3.5% |
16 | ネットフリックス(NFLX)🇺🇸 | コミュニケーション・サービス | 3.2% |
17 | ナイキ(NKE)🇺🇸 | 一般消費財・サービス | 3.1% |
18 | ケリング(KER.PA)🇫🇷 | 一般消費財・サービス | 3.0% |
19 | アップル(AAPL)🇺🇸 | 情報技術 | 3.0% |
20 | ロレアル(OR.PA)🇫🇷 | 生活必需品 | 2.9% |
21 | チャーチ&ドワイト🇺🇸 | 生活必需品 | 2.6% |
22 | エヌシーノ(NCNO)🇺🇸 | 情報技術 | 2.5% |
23 | アクセンチュア(ACN)🇮🇪 | 情報技術 | 2.3% |
24 | ユニリーバ(UL)🇬🇧 | 生活必需品 | 1.9% |
株式運用実績
2021年9月のポートフォリオは▲4.5%(円ベース)となりました。
現地通貨ベースでは▲5.2%と、VT(▲4.5%)に劣後しました。
運用額は、株価が下落したことから減少となりました。
組み入れ銘柄の株価上昇率と最大ドローダウン
組み入れ銘柄の株価上昇率(2021年9月)は、以下の通りです。
エヌシーノは決算発表を受けて株価が大きく上昇した一方、ほとんどの銘柄の株価が下落し、これまで絶好調だったアディエンは、一時最高値を更新したものの、10%以上の下落となりました。
組み入れ銘柄の最大ドローダウン(過去52週高値からの下落率)は、以下の通りです。
テンセントとビヨンドミートが大きな下落です。
国別およびセクター別構成比率
国別構成比率(世界株式連動型を除く)は、アメリカが53%、中国が13%、オランダが11%、フランスが7%、シンガポールが5%、日本が4%、カナダが4%、イギリスが2%を占めます。
セクター別構成比率(世界株式連動型/日経平均連動型を除く)は、情報技術が35%、コミュニケーション・サービスが21%、生活必需品が17%、一般消費財・サービスが14%、ヘルスケアが14%を占めます。
今後の投資方針について
アノマリー通り、9月の株式市場はマイナスとなりました。
アメリカの金利や資源価格が大きく上昇したことから、非保有のエネルギーと金融の株価がプラスとなった一方、ハイパーグロース株は苦戦しました。
菅首相退陣の発表を受けて、これまで世界株式に大きく劣後していた日本株は急上昇しましたが、自民党総裁選で岸田さんが勝利したことから、日本株の比率を引き下げました。
中国景気の鈍化は、中国株に加え、ナイキ、ケリング等の銘柄も大きく影響を受けますが、長期投資のため継続です。
コロナによるサプライチェーンの問題や、アメリカの金融政策や政治リスク、高いインフレ率等、懸念材料は豊富ですが、いずれ解決するとは思うため我慢です。



















